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2018-11-23
壁からの雨漏りは意外にも多い!②
雨漏りと聞くと発生場所として屋根や天井を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、意外にも壁での雨漏りは多く発生しています。
今回も前回に引き続き「壁から雨漏りが起きるのは何が原因なのか」「壁で雨漏りが発生していた際の対処法」などについてご紹介いたします。
外壁防水の必要性と防水の種類
壁があれば外壁防水はいらないのでは?と考える人もいると思いますが、この外壁防水は建物の寿命を延ばす上でとても重要な役目をしています。もともと壁には防水加工がされてはいますが、この加工効果は次第に落ちていき、やがて防水機能がなくなってしまいます。
防水の種類は主に以下の3つです。
・防水材
無色透明なのが特徴です。外壁にあった防水材を塗ることで、建物の外観を損なえることなく防水加工を施すことが可能です。
・防水塗料
1番多く利用される手法です。主にシリコンやフッ素塗料を使うことが多く、効果は15年程ととても耐久性に優れています。
・防水シート
壁の外側で防ぎきれない雨水を防ぐ方法です。雨水や結露水の内部への侵入を防ぐことができます。
外壁防水を行う目安
雨漏りを防ぐだけでなく、建物の寿命を延ばすことにも繋がる外壁防水ですが、どのような時期に行うのが適切なのでしょうか?
外壁防水を行うタイミングは、外壁を触ったときに手が白くなったときです。色の彩度が落ちたあとに壁の表面が粉っぽくなるチョーキング現象というものが発生します。この現象のあとはひび割れなどの劣化が発生し始めてしまいます。
この手が白くなる時期としては、8~15年が目安と言われており、少し幅があるのが特徴です。
雨漏り修理と防水の費用相場
壁の雨漏り修理の気になる費用相場ですが、少しのひび割れやシーリング補修なら5万円程でおさまる事が多いです。ただ、外壁塗装や外壁の張り替えなどが絡んでくると100万円を超える工事になることもあり、少し出費が気になりますね。
壁での雨漏り原因は、経年劣化によるシーリングのひび割れだけでなく、地震や台風などの自然災害による損傷、施工不良などが考えられます。雨漏りを放置していると家の内部に水がしみ込み、カビや腐食に繋がってしまいますので、雨漏りを見つけた場合は早に補修するようにしましょう。
外壁防水は、ひび割れなどの損傷を起こさないためにも定期的に施す必要があります。目安としては、外壁を触ったときに粉が手につき始める8年あたりが良いかもしれません。
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